内山和紙とフラワーのナチュラルウェディングin木島平
受賞者
長野女子高等学校
鈴木衣織さん、外山絢弓さん
地元再発見
- 『かみすき屋』(伝統の内山和紙づくりを体験できる家)
- 『木島平やまびこの丘公園』(約1,000種、3万株の花が咲き誇る木島平村のワラワーガーデン)
地元活性化の方法
長野県木島平村は江戸時代より優秀な障子紙として知られてきた「内山紙」の発祥の地である。しかし、木島平村は過疎化が著しく自治体としても存亡の危機にさらされている。素晴らしい伝統が消えてしまうのは悲しいことであり、普段は閑散としているフラワーガーデンを見るのも寂しいと感じる。
そこで、木島平村の“自然劇場”とその良さを感じることができる“和紙”と“フラワーガーデン”を掛け合わせ、且つ過疎化解消につながるようなプランはないだろうかと考え、今回、村を挙げてのナチュラルウェディングを企画した。
色とりどりの花々に囲まれたフラワーガーデンにて、和紙のウェディングドレスを身にまとって挙式を行う。1の『かみすき屋』では和紙のウェディングは製作していないが、「和紙のブーケ」は作っている。また、「和紙のウェディング」は製作することが可能だ(ex.美濃和紙)。そして、この和紙固有の温かさと、他に類を見ない純白のナチュラル素材のドレスは、2のフラワーガーデンに映えることは間違いないはずだ。
このナチュラルウェディングを実現することで、木島平村をアピールすることはもちろん、ここで挙式を挙げたカップルが木島平村に移住・定住してくれれば、過疎化解消につながるかもしれない。伝統産業のリバイバルと地方結婚ビジネスと地域活性化につながれば良いと考える。
講評または受賞にあたってのポイント
過疎化する地元に人を引き寄せ、移住・定住させるため、地元の伝統的な和紙産業と公園(フラワーガーデン)をうまく結びつけたウエディングビジネスの提案をしている。紙漉きや和紙のウエディングドレス作り体験を上手に映像表現している点も高い評価につながった。
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