2015年度 最優秀賞

猪苗代湖を綺麗にし、アサザを取り戻そう!!

受賞者

福島県立猪苗代高等学校
鈴木加奈さん、武田里緒菜さん、遠藤南さん、長谷川杏樹さん

地元再発見

猪苗代湖は福島県のほぼ中央に位置する日本国内で4番目に広い湖である。猪苗代湖には「アサザ」という黄色い花が湖一面に咲き、水質浄化作用沿岸を防ぐ作用、魚類保護など猪苗代湖に大きく貢献している植物がある。

地元活性化の方法

水質悪化の一因となっている「ヒシ」をうまく利用できないか調べたところ、「ヒシ」は食べられることができ、九州地方で栽培し食べる習慣があることが分かった。「ヒシ」の種子にはでん粉が多く含まれており、“ゆでる“か”蒸して“食べるとクリのような味がするらしい。
そこで、この「ヒシ」を活かすために、地方の会津のお米と合わせてクリご飯のように調理して、食べるというアイディアを生み出した。料理で使用する「ヒシ」は、猪苗代湖から採ったヒシに限定。
料理教室などで「ヒシ」を利用して、もっとたくさんのレシピを生み出し、お客様に提供することにより猪苗代町の活性化につながり、猪苗代湖の水質悪化の改善につなげたいと思った。
そうすれば、猪苗代湖の「アサザ」も今よりもっと増え、日本一綺麗だった湖水に戻るのではないか。

講評または受賞にあたってのポイント

「猪苗代湖を綺麗にし、アサザを取り戻そう!!」は、猪苗代湖に古くから根付いていた黄色い花をつける「アサザ」という植物を取り戻すために、「ヒシ」という植物を駆除する方法を提案してくれました。猪苗代湖の環境問題の解決と、地元を活性化させる商品開発を結びつけたアイディアが非常に優れていました。

優秀賞