ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)

修士の学位(政策情報学)は、所定の期間以上在籍し、本研究科の教育の理念に基づき設定された科目を受講し、優れた教養と深い専門的知見を備えたうえで所定の単位を修得することに加え、中間発表及び最終発表を行い、かつ修士論文の審査及び最終試験に合格した者に授与します。

カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施方針)

千葉商科大学では、建学の理念である高い理想のもとに現実の天職を完うする人物、総合的視点から個別科学をみることのできる人物、すなわち「治道家」を育成することを目指しています。大学院においては、この理念を受け継ぎ、実学を通して新しい社会を拓く人材を育成します。
政策情報学研究科修士課程では、2つのコンピタンス(高度専門能力:ポリシー・コンピタンス、コミュニケーション・コンピタンス)を進化及び発展することを教育目標とします。この教育目標を実現するために、次のような教育課程を編成しています。

  1. 本研究科で設けられる講義科目群は、異なる人物・組織・機関との効率的な伝達と調整能力、そして社会の動向にあわせた能力の習得を支援するための体制を確立します。そして、今日の複雑で多元的な諸問題に対処するため、問題設定、戦略立案、実行、評価等により、専門的閉塞型の個別科学を超えた超領域あるいは諸科学横断的な「知と方法」の開発及び創造能力を育成します。
  2. コミュニケーション・コンピタンス系の配当科目から、政策情報学のための方法論等を修得します。また、ポリシー・コンピタンス系の4つのクラスター(行政、環境、事業、文化)の中から2つを選択し、そのクラスターのうちから自らの将来進路と研究テーマに適した科目を中心に学習します。この2つのコンピタンス関連の諸科目は、教員と履修者との双方向のコミュニケーションで進められています。そして、それを結びつける共通科目として実践的な「プロジェクト」及び「演習」を配置しています。
  3. 具体的な現代的ニーズを踏まえつつ修士論文・特定の作品を作成します。そのために、修士論文の中間発表を2年次に1回、そして最終発表を修了試験前に1回、教員参加の下で行い、多角的・複眼的な視点からの助言に力を注いでいます。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れ方針)

政策情報学研究科は、新しい「知と方法」の開発・創造と伝達のために2つのコンピタンス(ポリシー・コンピタンスとコミュニケーション・コンピタンス)の修得を狙いとして、実学的で多彩なカリキュラムを組み、新しいタイプの高度専門職能人の育成を目指すばかりでなく、博士課程へ進学し政策情報学を学術的に研究する高度な政策科学を駆使する「治道家」として社会に貢献することを天職とする人材育成をも目的とします。

政策情報学研究科は、この目的にふさわしい能力を持つ学生を受け入れるため、本学学部卒業生に限らず、一般社会人、実務経験者、自治体や非営利組織あるいは民間企業などの専門実務家など、広く門戸を開いています。具体的には、次のような資質と能力を備えている者を受け入れています。

  1. 現実の諸問題に即して新しい「知と方法」の開発(研究)を積極的に探求しようとする強い熱意のある者
  2. 新しい超領域的な「知と方法」を改めて修得し、実社会でのスキルアップを図りたいと考えている者
  3. 地域社会との交流を通して、産業活性化のためのまちづくり、イベントづくり、環境づくりなどの積極的に参加し、地域社会との知的交流基盤を新たに築き上げてげていこうという気概のある者
  4. 知的好奇心に富み、自主的に学ぼうとする意欲と基礎的な学力を有する者