中小企業診断士とは?
中小企業診断士は、経営コンサルタントの唯一の国家資格です。中小企業診断士は、企業の経営理論・財務・法務などの幅広い知識を生かし、企業の実態を把握、経営の合理化や革新などの経営者へ助言を行う仕事で、AIで代替できないため最近その役割が特に期待されています。また、中小企業診断士は、企業内でその知識を生かし活躍する企業内診断士のほか、独立やコンサルタント会社を設立して活躍することも可能で、就職や転職の際にも有利な資格です。
中小企業診断士1次試験合格を全面的にサポート
商経学部では正課授業に加え、特別講義や集中特訓講座を実施し、中小企業診断士1次試験合格を全面的にサポートしています。中小企業診断士は1次試験7科目合格後、(1)第2次試験合格を経て、15日間以上の実務補習か診断実務に従事するか、または、(2)1次試験合格者が本学大学院等の中小企業診断士養成課程を修了することで資格が得られます。
中小企業診断士「中小企業診断特論」
正規授業に加え、1次試験合格のための特別講義を開講しています。これを受講することで中小企業診断士に必要な知識を身けることができ、試験対策としても有効かつ効率的な学習ができます。また、夏季(6限と7限)と冬季の長期休暇中に集中特訓講座を実施し、過去問演習や模擬試験などの実践的な対策を行なっています。
診断士育成会
「診断士育成会」は中小企業診断士1次、2次試験合格をめざす学生のための勉強会です。学習用DVDや過去問題のテキスト等が用意されているだけでなく、現役診断士の先生が無料で指導します。また、学生たちが問題の解き方やコツを共に学び合い、過去問演習と反復練習するという独自の学習スタイルで「わかる」から「解ける」チカラを着実に養成します。結成以降、毎年多くの科目合格者を輩出しています。
中小企業診断士として活躍する卒業生
佐藤勇樹さん(2017年度卒業)
大学1年生の時に自分を見つめ直す機会がありました。今まで心配をかけてきた人たちに中小企業診断士として成功することが恩返しになるのではないかと考え、勉強を始めました。
資格取得に向けて合格後の自分をイメージし、紙に書き出すことから始めました。「合格したら何ができるのか」「合格したら、どんな良い事があるか」などを机の前の壁に貼り、目にする事で勉強のモチベーション維持を心がけました。
サポートを活用し、学習時間を管理しながら資格取得をめざす
中小企業診断士は試験科目が多いため、学生時代は学習時間にバラつきが出ないように「いつ」「どの科目を」「どのくらい」勉強するか予定を立て、実際に勉強した時間とあわせて毎月グラフを作成し管理していました。1次試験に向けた勉強だけでも累計600時間以上は勉強に費やしました。学習量の多い中小企業診断士試験の勉強は、社会人より在学中に始める方が圧倒的に有利だと思います。
在学中は正課授業だけでなく、特別講義や集中特訓講座を最大限活用しました。千葉商科大学は中小企業に対し、経営相談、事業計画の策定や専門家派遣などの支援を行う「経営革新等支援機関」として認定されているため、資格取得に向けた支援体制が整っていると感じました。
資格取得をめざした頃の夢である経営コンサルタントとして独立
経営コンサルタントとして独立した今の目標は、サラリーマンの独立・副業を支援する「サラリーマンのセカンドキャリア創出コンサルタント」として会社を設立し、業界のトップとなることです。私自身、独立当初は多くの不安と悩みを抱えたため、同じように悩むサラリーマンを支援し、セカンドキャリア形成のお手伝いをしたいと考えています。
後輩に向けてメッセージ
私は中小企業診断士の資格を取得したことで人生が180度変わりました。顧客の課題を解決することができる、今の仕事にやりがいを感じています。また、仕事を通じていろいろな経営者の方とお話する機会が多くあるため、ビジネスだけでなく人間性にも尊敬できる方とつながることで自分の刺激にもなり、成長につながっていると感じています。