税理士・公認会計士

商経学部では税理士試験、公認会計士試験の導入となる講義を学修できます。これらを学修することで公認会計士試験の学習が始めやすくなります。

税理士とは?

税理士は、税務申告書類作成や税務アドバイスなどの税務業務ができる唯一の国家資格です。税理士は税務業務のほか、会計業務、会計参与、経営コンサルティング、裁判の補佐人など、活躍の場はさまざまです。

公認会計士とは?

公認会計士は、監査業務ができる唯一の国家資格です。公認会計士は監査業務のほか、コンサルティング業務、株式公開支援業務、国内のM&A支援など、活躍の場はさまざまです。

早期卒業制度を利用し本学大学院へ進学可能

税理士試験と公認会計士試験(短答式)は、免除制度があります。試験免除を受けることができる大学院に進学し、所定の授業科目を履修、単位を修得し大学院を修了することで(税理士試験は修士論文作成も必須)、税理士試験一部科目と公認会計士試験短答式試験の一部科目の免除申請ができます。
本学大学院で試験の一部科目免除を目指す場合には「早期卒業制度」を利用することも可能です。商経学部では一定の条件を満たすことにより3年間で大学を卒業し、千葉商科大学大学院に進学できる早期卒業制度を設けています。

大学院修士課程 商学研究科大学院専門職学位課程 会計ファイナンス研究科

公認会計士試験に現役合格! 
商学科3年 山口晴天さん(本学付属高校出身)

山口晴天

簿記に興味を持ったきっかけは本学付属高校(普通科)3年の時に「簿記」の授業を履修し、日商簿記検定3級を取得したことです。そのため会計教育を学ぶ環境が充実している本学の商経学部へ進学することを決めました。

大学に入学してから本学の開講する資格取得講座の日商簿記2級試験対策講座を受講し、日商簿記検定2級に合格しました。勉強を進める傍ら、職業会計人としてステップアップできる公認会計士にも興味をもち、1年生の11月から資格取得に向けた勉強をスタートさせました。公認会計士をめざしてからは「挑戦するからには一発で合格する」という強い意志を持ってひたすら勉強に集中しました。SNSを活用し、他の受験生の勉強方法を参考にしたり、模試の結果を投稿したりしてモチベーションを高めました。月に270時間勉強した時期もあり、勉強を始めてから2年で公認会計士試験に合格することができました。

ゲームが好きなので将来は監査法人でゲーム会社の担当として監査だけでなく内部統制や組織再編等のコンサルティング業務にも携わりたいと考えています。またグローバル企業の監査を担当することも見据えて在学中に英語や韓国語を勉強したいと思っています。

税理士として活躍する卒業生 
木村勇貴さん(2017年度卒業)

木村勇貴さん

日商簿記検定1級合格に向けて勉強している時、先生から税理士の魅力について教えていただき、税理士をめざすようになりました。学部の早期卒業制度を利用し、大学院に進学したことで通常より1年早く実務経験期間を満たすことができました。

勉強時間ではなく、勉強方法を工夫

学生時代はすき間時間を最大限活用し、1.基本的な部分を学ぶ、2.教科書にとらわれず基準や法律の趣旨等の本質的な部分を理解する、3.苦手な問題を定期的に解く、4.時間のある限り読んで暗記するという風に勉強方法を工夫しました。また、常に税理士として働く自分の姿をプラスのイメージで想像し、モチベーションを保つことを心がけました。ゼミの先生にも資格取得から進路についてなど、さまざまな面でサポートしていただきました。

後輩へのアドバイス

資格を取得することではなく、「税理士として働くこと」を目的に自分の能力を見極め、どの方法が近道になるかを考えて行動するといいと思います。税理士への道は、弁護士や公認会計士経由でなる方法、2年間の実務経験と試験合格又は大学院の免除制度でなる方法などさまざまです。試験の難易度が高いため受験期間が長くなってしまうこともあります。私のように早期卒業制度を利用し、大学院に進学すると同時に税理士事務所でアルバイトをしながら実務経験を積むことをおすすめします。

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